ゆでたまころころ 

適当にやってる大学生のブログです

大好きな本 『きよしこ』 『ラン』

どうもこんちはゆでたまです。

私は本が好きなのですが、今までたくさんの本を読む中、ほんっとうに好きだっていう本が2冊あるので今回はそれを書きます。

ネタバレはないよー。

 

 

 

森絵都『ラン』

100回読めば、100回笑って100回泣く。そんな本です。

 

 

森絵都さんといえば『カラフル*1が有名ですが、『カラフル』に負けないくらい面白くてせつないお話しです。

9年前、家族を事故で失った環は、大学を中退し孤独な日々を送っていた。ある日、仲良くなった紺野さんからもらった自転車に導かれ、異世界に紛れ込んでしまう。そこには亡くなったはずの一家が暮らしていた。やがて事情により自転車を手放すことになった環は、家族に会いたい一心で道のりを自らの足で走り抜く決意をするが…。 Amazonより引用

森絵都さんのことは小説『カラフル』で知り、そこでかなりはまって2011年以前に出た小説は全部読んだのですが、中でもしょーげきてきだったのがこの『ラン』です。

 

これ、本当に『走る』お話です。家族に会うために走り続け、環は色んな人と知り合い変わっていきます。走るのをやめたドコロさん、ドコロさんの姪っ子ひきこもりの小枝ちゃん、水商売の清花さん、好きな子に告白するため走るお坊ちゃんのハタくん、方向音痴のウェイター大島君、退職して自由に暮らす藤見さん、会社の同僚でずーずーしいおばさん真知栄子・・・。私が中でも好きなのは真知栄子です。最初は嫌いだったんですけどね。

 

水商売、デブ、ウェイター、おじいさん、ひきこもり、おばさん、、、こんなてんでバラバラな人たちが、それぞれの想いを抱きフルマラソンを走ります。

死んだ家族に会いに行くため、40kmを走る環。果たして走り切れるのか。そして死人の世界にいる家族は・・・

かんどーですよ。ほんま。

 

 

 

 

重松清きよしこ

伝わるよ。

少年は、ひとりぼっちだった。名前はきよし。どこにでもいる少年。転校生。言いたいことがいつも言えずに、悔しかった。思ったことを何でも話せる友だちが欲しかった。そんな友だちは夢の中の世界にしかいないことを知っていたけど。ある年の聖夜に出会ったふしぎな「きよしこ」は少年に言った。伝わるよ、きっと──。大切なことを言えなかったすべての人に捧げたい珠玉の少年小説。(Amazon引用)

 私の大好きな作家さん、重松清さんの作品の中でも群を抜いて好きという本です。

 

吃音症の少年きよしは「タ」行の言葉と「カ」行の言葉がうまく話せません。濁音、半濁音も苦手。「ごめんさい」が言えなくて、自己紹介で「白石きよし」の「き」が言えずクラスのみんなからからかわれ友達ができません。

名前と物語冒頭から察するに、作者の重松清さん自身の体験をもとにしたお話だと思います。

 

この本は吃音症の少年きよしの小学生から大学生にいたるまでの成長が書かれています。小学生の時に出会った夢の中の友達「きよしこ」。吃音矯正プログラムに通う、自分よりも重い吃音症の加藤君。転校して孤立した時に出会ったアル中のおっちゃん。6年生になって出会った大好きな先生。無神経で鈍感な中学のクラスメート、ゲルマ・・・。伝えたいことを伝えられない、きよしの悲しみが心を打ちます。

 

「君のほんとうに伝えたいことだったら・・・伝わるよ、きっと」冒頭の言葉の意味が染みてくる、そんな作品です。

 

 

 

*1:罪を犯して死んだはずの僕が抽選に当たり、生まれ変わって人生をやり直すチャンスを与えられるお話し。映画化もされている。

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